2018年4月17日火曜日

「みんなでバードウォッチング」に参加しました。

4月8日(日)の朝9時に間に合うように横浜自然観察の森の自然観察センターへ向かった。
横浜自然観察の森友の会主催の「みんなでバードウォッチング」に参加するため。
時々、鳥を探しに自然観察の森に行き、そのたびに自然観察センターにもお邪魔して友の会の方々が撮った素晴らしい写真を見たり、図鑑や資料を見せてもらっている。
いつも気になっていたのが毎月第2日曜日に行われるという「みんなでバードウォッチング」。
申し込みもせずに朝9時に行けば無料で参加できるという。
でも子供が中心だったり、私のような大き目なカメラを持って歩くのは嫌がられないかと心配しながら5分前に到着。
おーたくさんの人が来てるなあと思う間もなく「受け付けはこちらですよー」と声がかかり済ませる。
するといきなり頭の上を鳥が飛んで行ったかなあと思ったら、「あらー!センダイムシクイよ。ここで会えるなんて感激だわ!」と言っている人がいる。
初心者の私でもそれが鳥の名前だとはかろうじて知っている。
達人はそれを鳴き声で聴き分けて飛んでいた鳥を判断しているようなのだ。
50人ほどの人、主に年配の人中心で子供は1割程度か。
カメラを持っている人も多くて安心した。
受付では日本野鳥の会が出版しているポケット図鑑と、双眼鏡の貸し出しをしている。
私は自前のポケット図鑑と双眼鏡を持って行ったので借りなかった。
さて、9時からオリエンテーション。
一年12回皆勤賞の人の人がいたり、5回以上参加した子供にはプレゼントが渡されていた。
人数が多いので分けますとのことで私は初心者グループに参加。
15名程度で案内の達人が二人。
まわりの人を見ているとなんだか同じ双眼鏡を持っている人が多い。
みんな借りてるみたいだ。
市販価格で1万円近くする倍率8倍の物を貸してくれるようなので遠慮なく借りた方がよさそうだ。
ここに無料貸し出しって書いてある。
そしてバードウォッチングの達人の案内でツアーがスタート!
「あ!この声は〇〇です!」と鳴き声で判断できる達人が鳥の種類を判別。
それから姿を探すっていう順番になってた。
そして「図鑑〇〇ページの上の方に△△が出てます。」みたいに言われる。
実はこれ、貸し出される図鑑のページ。
 
違うのを持って行った私はいちいちさくいんで探さなければならず、受付で山積みになってたから遠慮なく貸してもらった方がよさそうだ。
鳥が鳴くと即座に「これは〇〇です!」って教えてくれるので大変役に立った。
残念なのは帰宅したら大半を忘れてしまったこと。(笑)
今度はレコーダーを胸に録音しながら歩こうと思う。
それでもいくつかは覚えていたけど・・・。
さて、広場に着いて「あ、ホオジロのオスです!」。
おー、来た甲斐があった、初めて見る鳥だ。
達人持参のフィールドスコープでみんな順番に見せてもらえる。
私も見せてもらったけど私の超望遠レンズなんか目じゃないほどのでかさで見えて驚いた。
あんなにすごいのは到底買えないけど安いのを買いたくなった。
ここで撮ったのがこれ。
ホオジロのオス
 

「これ、カワセミの巣です。」
えー、こんな目の前に!とびっくり。
真ん中の穴がそれ。
続いてガビチョウ。
こないだから声が聞こえていたけどこんなにはっきり見るのは今年初めて。
うるさい鳴き声はみんなガビチョウだと思ってたら「あれはコジュケイです。」。
なるほど、あれが有名な「チョットコイ」って鳴き声なのかと知った。
 そしてまたも巣穴解説。
「コゲラは枯れ木に巣を作ります。あれです。」
右の穴ね。
アオゲラは枯れていない木に作ります。
ためになった。
9時にスタートして12時まで自然観察の森を歩き回る。
ここはヘイケの湿地だったかな?
オタマジャクシがいっぱい。
 これはヤマアカガエルという種類らしい。
カエルになったらまた見に来たい。
そうこうしているうちにウグイス発見!
達人は目も大変良くて、「あの木の上から1メートル付近!」と声がかかる。
私一人では到底発見できない・・。
今回遭遇したウグイスは移動しないで木の上の方で鳴き続けていたので撮影がしやすくて助かった。
普段ウグイスを発見できるなんてとても珍しいことなのだ。
喉を膨らまして・・・。

鳴く!
さらに必死に鳴く!ホーホケキョ!
 休憩。
喉を膨らませて本当に一生懸命鳴いている姿が印象的だった。
最後に広場に出て鳥が現れるのを待つ。
かなり遠くに鳥が飛んでる。
達人、双眼鏡を取り出し「トビです。」と一言。
えー、あんな遠くでもわかるのかと感心した。
トビと他の猛禽類の見分け方を詳しく説明してくれた。
途中、達人に話を聞くと「東富士の演習場には野鳥がたくさんいるんですよ。」「え?いらっしゃるんですか?」「はい、よく行きます。日曜日は解放されるんですよ」。
山形県の、地図で見ると飛島だと思うんですが(忘れた)ここには渡って行く鳥と来る鳥が両方見られますって話が出たので「行ったんですか?」と聞いたら「何度か」。
「渡り鳥たちは疲れていて警戒心どころではなくてフィールドスコープにとまったりします」。
なんかもう人生の楽しみはこれだ!的な素晴らしさがあってすごいなと思った。

12時でツアーは終了。
また参加者全員自然観察センター前に集まって「鳥合わせ」をした。
ここで観察されたことがある鳥の名前がずらりと書いてある。
この表ににある鳥のうち、今日見た鳥を〇したり他の班が見た鳥を△したりして情報を共有するのだ。
他の班はまた違う鳥を見たりしていて参考になる。
これでまた来月ってことで解散。
案内には昼食を持って行くようにとあったので妻に弁当を作ってもらったけど我が家はここから近いから、このまま帰れば持って行かなくていいかなと思った。
 
楽しく、またとても為になり、案内してくれた達人に心からお礼を言って帰ってきた。
またぜひ参加したいけどちょっと今年は日程が厳しい。
来られる時にもれなく来ようと思う。

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